発泡スチロールの工作のコツ!造形の作り方

発泡スチロールを使った工作のコツやアイデアから、発泡スチロールの接着剤・接着方法や切る道具・切断方法などをわかりやすく紹介します。

発泡スチロールの工作のコツ!造形の作り方

発泡スチロールの塗装・着色方法

発泡スチロールを加工したのち、仕上げとして行うのが塗装。発泡スチロールのままでも味があると言えばその通りなのですが、やはりどれもこれも真っ白なのは寂しいもの。そこで塗装を行ってカラフルに仕上げていきましょう。

まず気を付けたいのがポスターカラーや絵の具などを直接塗布すると、時間の経過とともに剥がれてくる恐れがあるということ。すぐにぼろぼろになることは無いと思いますが、長い間飾っておくつもりなら水で薄めた接着剤などを下地として塗っておくといいでしょう。そうすることで塗料が剥がれる心配が少なくなるうえ、発泡スチロールの強度を増すことができます。

また、あらかじめサンドペーパーで削っておいて塗料の食いつきをよくする方法法も。ただ、力加減を間違えるとせっかく作った工作が一瞬でボロボロになってしまうので注意。最初は細かめの番号のサンドペーパーで優しくこするようにするとよさそうです。きちんとした専用の下地剤もあるので、それを利用するのもいいでしょう。塗料については必ずラッカー系以外のものを使うように。ラッカー系を使うと発泡スチロールが溶けてしまうことがあります。塗料の缶などを見てみれば必ず「ラッカー系」「水性」の表記がありますので必ず確認するようにしてください。

着色方法についてはスプレーの方がムラも少なく楽だとは思いますが、筆塗でも構いません。レンガのでこぼこした質感などを出すときは、むしろ筆塗で少し粗めに塗った方がいいことも。要は適材適所ですね。均一に綺麗に塗りたい時にはスプレーを、手作り感を出したい時には筆塗をなど使い分けてみてください。筆だけでなくペンキをローラーで塗るのもいいですね。ただ、これは局面に対応しづらいので板を塗るときの方法となります。

ちなみにペンキは乾きが遅く、完全に乾く前に触ってしまうと手の跡がついてしまったりして作品が台無しになってしまいます。そうならないよう、きちんと乾くのを待つようにしてください。まだ怪しいかなと少しでも思えば我慢です。何度塗りにするかは目指す作品の完成度次第ですかね。色によっても違うので自分の納得するところまで何度でも塗り重ねてみてください。発泡スチロールの塗装や着色方法については以上のようなもの。とにかく注意したいのはラッカー系塗料を使ってしまうと溶ける恐れがあるところですね。後は塗る面積に合わせてスプレーにしたり筆にしたり。スプレーにする時には換気にも気を配ってください。